[壮月一八]
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2005.12.10(Sat)


まっとうさと、破天荒さと、優しさと、そのほか色々ちょっと格好悪いかな、と思う実は格好いいものでおこす小さな「奇跡」。そういう話が集まった短編集(というか、長編というか。作者本人が長編といってるんだから、短編集の形を取った長編か?)。
伊坂幸太郎、という人は『死神の精度』で始めて知った(それも4・5日前に)。まあ、文章の雰囲気は嫌いではなかったし、この『チルドレン』の装丁がとても可愛かったのに惹かれて手に取ったらば。おもしろいじゃないか、コノヤロウ!


1番目の話を読み終わった時点では、鴨居が主人公かと思ったら。もっと強いキャラが主人公だった。・・・・陣内。近くいたらすごく迷惑、だけど知り合いにはなりたい気がするようなヤツ。いや、たぶん本当にいたら腹立てっぱなしだとは思うけれど。
その陣内は家庭調査官。陣内の破天荒さが、なぜか家庭調査官には向いているらしく、小さな「奇跡」をおこしてくれる。でも、陣内は「奇跡」を起そうとして自分の行動を考えているのではなくて、はた迷惑な自分の行動が「奇跡」を起しているにもかかわらずそれは自分の手柄だ、と思っているだけ。ただ、それでこそ陣内。画策して、手回ししておこす「奇跡」よりも、ずっとこのキャラクターらしいと思う。
あと、あっさりとした文体が好きだった。どこがどう、とは言えないけれど、周りが静かだからこそ陣内の破天荒さが映えるのかな、などと。ただ、頭に残った一文が陣内の格言集のうちのひとつ(というか、公衆トイレの落書きから取ってきたもの)、「産婦人科になりてえ!」だったのがなんともね・・・・。なれ!それで欲求が満たされるならなれ!そのまえに怒涛の試験が待ってるがな!

物語の先が読めなくはない。けれど、確かにおもしろいと思う。それなら批判するところはない(というか、批判できるような私でもない)。よって、満足!
私としては、『死神の精度』よりずっとおもしろかったと思う。あれはあまりにも狙いが見えすぎていたような気がする。いや、悪くはなかったんだけども。
う・・・・ドツボにはまりそうなので、ここまで。
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